コレクション: Château Villain Olive Oil

石器時代から存在していたシャトーヴィランという小高い丘。

ここでは古くから人々が暮らし、フェニキア時代にはワインの交易も行われていたと言われています。

 

今から55年程前に、このシャトーヴィランの麓にロベールとノエルが葡萄やオリーブの木を植えました。

少しずつこれらの木々を植えることにより、彼らは歴史的にも価値のあるこの場所をさらに美しい風景へと変えていきました。

 

ロベールはやがて息子のパスカルと共に、葡萄を育てながら素晴らしいワインを造り出します。

1996年には娘のクリスチーヌが加わり、ロベールの助けを得ながらクリスチーヌが本格的にオリーブオイルも作り始めました。

 

私とクリスチーヌが出会ったのは、ちょうどその頃でした。

クリスチーヌのオリーブオイルに対するパッションにとても惹かれたのを思い出します。

 

シャトーヴィランではオリーブの栽培方法やオリーブオイルの製造方法などさまざまのことに配慮しながら

繊細で香り高いオリーブオイを作っています。

ここでのオリーブオイルはフランス国内外のコンクールでも数々のメダルを獲得し、とても評価の高いオリーブオイルです。

 

この素晴らしいオリーブオイルをもっと生かすためにクリスチーヌが力を入れたことは、オリーブオイルの香や風味に着目しワインのように表現したことでした。

オリーブオイルは品種や作り方、そして気候風土により個性があります。

ワインと同じようにオリーブオイルの個性を活かしながら料理をすると、とても素晴らしい一皿になるのです。

 

この彼女の取り組みは、フランスガストロノミーの世界で高く評価され、2016年にはレジオンドヌール勲章が授与されました。

 

それではクリスチーヌが手がけた個性豊かな3種類のオリーブオイルをご紹介いたします。

これらの3種類のオリーブオイルは、10月ごろのまだ緑色をしている実を摘み取って作るオリーブオイルになります。